概要
- 神社庁は、伊勢の神宮を本宗と仰ぐ全国約80,000社の神社を包括する宗教法人「神社本庁」の地方事務所の一つです。(各都道府県に置かれています。)
- その目的は、伝統に重んじた祭祀の振興や道義の昂揚をはかり、祖国日本の繁栄を祈念して世界平和に寄与することにあります。
- 管内には、神社本庁と包括関係を結んでいる743のお社があり、県下を10の区域(支部)に分けて、神社本庁の指揮のもと、神社や神職の管理・指導、神職の任免・養成・研修等、県内の包括下神社に関する事務を執るほか、各神社を通じ地域活動の振興をはかる事を主な業務としています。
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沿革
- 明治39年(1906)8月に発足した財団法人「山口県神職会」が前身であり、さらに大日本神祇会山口県支部となり、昭和20年(1945)12月15日「国家神道、神社神道に対する政府の保証、支援、保全、監督並に弘布の廃止に関する件」(神道指令)が発せられ,神社は国家からの分離を命じられた。これより先神社界は一大変革を免れぬものと協議を重ね、昭和21年(1946)1月全国から代表者が参集し、神社本庁設立総会が開催され、2月3日神社本庁が設立された。
- 昭和20年に交付された、宗教法人令により、昭和21年3月4日事務所を山口市後河原225番地に置き山口県神社庁を設立。神社庁の財産を管理する為、山口県神社庁維持財団と改称。昭和26年(1951)に交付された宗教法人法により、昭和33年(1958)5月30日宗教法人格を得た。昭和41年(1966)6月事務所を山口市野田831番地(現:山口市天花一丁目一番三号)に移転し現在に至る。
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関連団体
- ・山口県青年神職会
- ・山口県女子神職会
- ・山口県教育関係神職協議会
- ・山口県神社雅楽会
- ・山口県神職夫人の会
- ・山口県神社総代会
- ・山口県敬神婦人連合会
- ・山口県氏子青年連合会
- ・山口県神道史研究会
- ・神道政治連盟山口県本部
- ・伊勢神宮崇敬会山口県本部
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山口国学院
- 国体を闡明することを目的に、また神職及び子弟の教育を成すこととして、寛政年中(1798〜1801)、「凝成館」が萩・春日神社内に創設されたが、間もなく中絶。天保11年(1840)に再興され、これを山口国学院の創始とする。
- 文久3年(1863)主毛利敬親山口に転治の際、山口鴻嶺の麓に移転し、「五十鈴学館」と称する。明治6年(1873)2月13日山口市後河原に移転し、「奨弘学舎」と]改称。明治30年「山口国学院」と改称。昭和21年山口県神社庁設立に伴い、「山口県神社庁附属学院」と称し、昭和23年(1948)「山口国学院」と改称。昭和25年(1950)より階位検定講習会を併設。昭和41年(1966)神社庁移転により、山口市野田(現・天花一丁目)へ移転。昭和47年(1972)より休校。昭和61年(1986)廃校となった。昭和62年(1987)萩・春日神社境内へ「凝成館記念碑」山口・豊榮神社境内「山口国学院記念碑」を建立。
- 「山口国学院」は廃校のやむなきにとなったが、神職養成の階位検定講習会(直階課程・権正階課程)は、「凝成館」の建学精神に則り現在も続けられている。
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